2026年4月12日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
『花弁のような君の薄紅』、思い付き文章。
人目をはばかることさえ忘れて勢い良く立ち上がった大男の顔は、耳の先まで真っ赤に染まっていた。心の内を激しくかき乱すものは恥ずかしさなのか、怒りなのか、あるいはそのどちらでもない何かか。芝生の上で能天気にほほ笑む最愛の男を激情に駆られるがまま睨みつけると、唸るような声で威圧した。
「正気かお前は」
「もちろん。ぼくが嘘をつくとでも?」
「嘘はつかんでも人に散々馬鹿を見せてんだろうがこの馬鹿!」畳む
ルドヴィックの罵倒は火の玉ストレートであれかし。
人目をはばかることさえ忘れて勢い良く立ち上がった大男の顔は、耳の先まで真っ赤に染まっていた。心の内を激しくかき乱すものは恥ずかしさなのか、怒りなのか、あるいはそのどちらでもない何かか。芝生の上で能天気にほほ笑む最愛の男を激情に駆られるがまま睨みつけると、唸るような声で威圧した。
「正気かお前は」
「もちろん。ぼくが嘘をつくとでも?」
「嘘はつかんでも人に散々馬鹿を見せてんだろうがこの馬鹿!」畳む
ルドヴィックの罵倒は火の玉ストレートであれかし。
2026年4月10日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
『花弁のような君の薄紅』、書き進めるほどフリアンがどーしようもない能天気お惚気マイペース野郎になっていって笑っちゃうんだな。君はどんだけルドヴィックのこと好きなんだい……見た目も中身も大好きなんじゃないかい……。
ゆるふわ感が鳴りを潜めているような格好いいシーンも書いてやりたいんですが、ルドヴィックとプライベートを過ごしていると自動的に気が抜けきってしまうため、ビシッとせざるを得ない厳しい状況を設定する必要があり、そこからして難易度が高いです。どうすればいいんだい!
それこそあれか、フリアンをフリアンにした元凶的存在のヴァルデマール・フロストハイム絡みのエピソードを捏ねれば、フリアンの怖いところがいっぱい書けてハッピーじゃん。
いやヴァルデマール・フロストハイムって誰だよ!!! 突然新キャラを出すんじゃないよということで軽く説明。
ガヴェル・カレッジでフリアンと一時期だけ仲が良かった先輩です。キャラデザが全く定まっていません。
いわゆる「(フリアンのことは)僕が先に好きだったのに」的なポジションのアレです。もっとも、ヴァルデマールが言う好きという表現には相当大きな疑問符が付くし、そもそも好きとか思ってないけれど。
ちなみにフルネームは「ヴァルデマール・シグルド・エーレンフリート・ネヴァリオ・カスパー・フォン・フロストハイム」です。
キャラクターの名前の長さでこれ見よがしに良家出身をアピールしていくタイプの創作をしています。がはは!
ゆるふわ感が鳴りを潜めているような格好いいシーンも書いてやりたいんですが、ルドヴィックとプライベートを過ごしていると自動的に気が抜けきってしまうため、ビシッとせざるを得ない厳しい状況を設定する必要があり、そこからして難易度が高いです。どうすればいいんだい!
それこそあれか、フリアンをフリアンにした元凶的存在のヴァルデマール・フロストハイム絡みのエピソードを捏ねれば、フリアンの怖いところがいっぱい書けてハッピーじゃん。
いやヴァルデマール・フロストハイムって誰だよ!!! 突然新キャラを出すんじゃないよということで軽く説明。
ガヴェル・カレッジでフリアンと一時期だけ仲が良かった先輩です。キャラデザが全く定まっていません。
いわゆる「(フリアンのことは)僕が先に好きだったのに」的なポジションのアレです。もっとも、ヴァルデマールが言う好きという表現には相当大きな疑問符が付くし、そもそも好きとか思ってないけれど。
ちなみにフルネームは「ヴァルデマール・シグルド・エーレンフリート・ネヴァリオ・カスパー・フォン・フロストハイム」です。
キャラクターの名前の長さでこれ見よがしに良家出身をアピールしていくタイプの創作をしています。がはは!
2026年4月8日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
アーモンドの木の写真を調べまくっているのですが、バラ科サクラ属なだけあって桜や梅に通ずるものがありますね。
遠景で見ると枝ぶりが梅っぽくもあるし、花を見ると桜っぽいし。樹皮のひび割れ感が少し独特なように感じます。
もっとも、何もかもぽく感じているのは私の勝手であり、アーモンドはアーモンドに他ならないのですが。
こうやって描きたいものをじっくり見ると多くの発見があって楽しいです。できれば現物を拝みたいところ。
ちなみに、アーモンドの花は3月上~中旬が見ごろだそうです。得ざるものども世界は温暖化が進んでいるので、花の盛りは現実よりも更に早いことでしょう。
ってことは描き出すのがひと月以上遅いやないか~~~~~~~い!!!
遠景で見ると枝ぶりが梅っぽくもあるし、花を見ると桜っぽいし。樹皮のひび割れ感が少し独特なように感じます。
もっとも、何もかもぽく感じているのは私の勝手であり、アーモンドはアーモンドに他ならないのですが。
こうやって描きたいものをじっくり見ると多くの発見があって楽しいです。できれば現物を拝みたいところ。
ちなみに、アーモンドの花は3月上~中旬が見ごろだそうです。得ざるものども世界は温暖化が進んでいるので、花の盛りは現実よりも更に早いことでしょう。
ってことは描き出すのがひと月以上遅いやないか~~~~~~~い!!!
2026年4月7日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
春のルディリア小話『花弁のような君の薄紅』草案冒頭
#得ざるものども文章進捗
白と薄紅の小さな花々が咲きこぼれるアーモンドの木立は、本格的な春の到来を祝う人々の浮足立つ心を映す鏡なのかもしれない。ポリアンサパークの一角には十数本のアーモンドの木が植えられていて、この季節には花見に訪れる人が少なくない。家族や友人と、はたまた一人静かに。春風に揺れる木々を見上げる見物客たちの表情は、みな一様に穏やかだった。
そこから少し離れたところで、和やかな場に似つかわしくない掛け声を上げながら、右へ左へと奇妙な動きを繰り返しているのはフリアン・カレスティアだ。鼻息荒い彼の奮闘はかれこれ5分ほど続いていた。奮闘といってもなんのことはない、風に乗って舞い落ちてくる花びらを自分の手で取ってやりたい、ただそれだけのこと。しかし、あふれんばかりの気合に反して、小さな勝利をその手につかむ瞬間は終ぞ訪れそうにもない。まるで風と花びらに遊ばれているとしか思えないほど、その骨ばった小さな手は空ばかりつかまされ続けていた。
必死に腕を伸ばそうとするあまり、つんのめって片足バランス立ち。突然花びらが目の前に現れ、驚きのあまりその場で2回転。不規則な軌道をしっかりと見定めて渾身の両手挟み込みは、むしろ空気の流れを乱して獲物を逃がすだけの結果に終わった。いよいよ手も足も出せないと見るや否や、彼はついに腕を振り回しながら飛び跳ねだしたのだった。
歴史に残るほどへたくそな雨ごいの舞の実例を挙げるとしたら、まさにこれだろう。すっかり意地になった相棒のひとり舞台を眺めながら、ルドヴィック・ドゥリオルグはそんな思いを巡らせていた。彼の指先には、目の前の舞台の幕を上げてしまった原因――フリアンの目と鼻の先でいともたやすく取って見せたアーモンドの花びらがあった。
「なーんで! ぜんっぜん取れないんですけど!」
息を切らせて手を膝にやりうなだれる相棒へ、ルドヴィックはため息交じりに声をかけた。
「そんな馬鹿みたいに動かなくても取れるだろう。花びらの1枚や100枚」
「まさかっ! どうやって……とっ!」
そこにちょうど一陣の風が吹いた。へろへろになりながらなおも花びらを追いかけようとするフリアンをしり目に、ルドヴィックはそばに舞い落ちてくる小さな花びらを片手でさっと握りこむ。その様子を見ていたフリアンは驚きの声をあげながら足をもつれさせ、柔らかな草の上に倒れこんだのだった。畳む
#得ざるものども文章進捗
白と薄紅の小さな花々が咲きこぼれるアーモンドの木立は、本格的な春の到来を祝う人々の浮足立つ心を映す鏡なのかもしれない。ポリアンサパークの一角には十数本のアーモンドの木が植えられていて、この季節には花見に訪れる人が少なくない。家族や友人と、はたまた一人静かに。春風に揺れる木々を見上げる見物客たちの表情は、みな一様に穏やかだった。
そこから少し離れたところで、和やかな場に似つかわしくない掛け声を上げながら、右へ左へと奇妙な動きを繰り返しているのはフリアン・カレスティアだ。鼻息荒い彼の奮闘はかれこれ5分ほど続いていた。奮闘といってもなんのことはない、風に乗って舞い落ちてくる花びらを自分の手で取ってやりたい、ただそれだけのこと。しかし、あふれんばかりの気合に反して、小さな勝利をその手につかむ瞬間は終ぞ訪れそうにもない。まるで風と花びらに遊ばれているとしか思えないほど、その骨ばった小さな手は空ばかりつかまされ続けていた。
必死に腕を伸ばそうとするあまり、つんのめって片足バランス立ち。突然花びらが目の前に現れ、驚きのあまりその場で2回転。不規則な軌道をしっかりと見定めて渾身の両手挟み込みは、むしろ空気の流れを乱して獲物を逃がすだけの結果に終わった。いよいよ手も足も出せないと見るや否や、彼はついに腕を振り回しながら飛び跳ねだしたのだった。
歴史に残るほどへたくそな雨ごいの舞の実例を挙げるとしたら、まさにこれだろう。すっかり意地になった相棒のひとり舞台を眺めながら、ルドヴィック・ドゥリオルグはそんな思いを巡らせていた。彼の指先には、目の前の舞台の幕を上げてしまった原因――フリアンの目と鼻の先でいともたやすく取って見せたアーモンドの花びらがあった。
「なーんで! ぜんっぜん取れないんですけど!」
息を切らせて手を膝にやりうなだれる相棒へ、ルドヴィックはため息交じりに声をかけた。
「そんな馬鹿みたいに動かなくても取れるだろう。花びらの1枚や100枚」
「まさかっ! どうやって……とっ!」
そこにちょうど一陣の風が吹いた。へろへろになりながらなおも花びらを追いかけようとするフリアンをしり目に、ルドヴィックはそばに舞い落ちてくる小さな花びらを片手でさっと握りこむ。その様子を見ていたフリアンは驚きの声をあげながら足をもつれさせ、柔らかな草の上に倒れこんだのだった。畳む
2026年4月5日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

春服姿のフリアンを描きた~~~~い落書き。この季節のフェガティアは、桜じゃなくてアーモンドの花が満開なんじゃないかなと。
せっかくならルディリアデートなセットにしたい欲がめっちゃあります。去年描いたルディリアのセミフォーマルイラストみたいな感じでね。
フリアンにはルドヴィックの唇あたりにアーモンドの花弁をかざしてニコニコして欲しいし、対するルドヴィックには盛大に困惑してほしい。
ルドヴィックは色素薄めかつ皮膚厚めなので大変な色白なのですが、
そんな彼の唇を指して「花びらみたいに色づいていてきれいだなって」とかなんとか無自覚の超弩級パンチラインをぶちかますフリアンは実在します。
心のやり場に困りまくって、その後一日中静かにうろたえ続けるルドヴィックが見えますぜ…。畳む
そんな感じのを来週ばーっと描けたらいいけど、映画を観に行きたい気持ちもあるしおすし。
描きたいものが多すぎ! 自分でもなんもわからん顔をしています!
後半でフリアンの心境をクローズアップしていったら、何故かしんみり方面に寄りすぎてしまったので、人前で突然口説かれてビックリしちゃって、感情のままその場を立ち去ったルドヴィックの視点をおまけとして添えることにより、相互関係を補強しながら最終的にはオチになるようなコメディ要素をトッピングしてやろうともがいています。
単発系のお話はできる限り明るく終わりたいという個人的願望。