鷹鹿よもやま話
ネットの浅瀬、とある石の裏側より

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防寒フリアン
防寒フリアン

お久しフリアン、ふっくふく。寒雀か。
これくらいゆるい絵が割と好きだったりします。でもこれは等身が低すぎ?

本編後のフリアンの冬服は、ルドヴィックが真剣に選び抜いた良品ぞろいという設定があります。彼は衣服の良し悪しを見分けるのがうまいので。
しかしこの似非ゆるふわ男(フリアン)、ルドヴィックが生活に介入してくれるようになるまで、まともな防寒具を持っていなかったかもしれない。
でも冬服自体はさすがに……持ってた、よ、ね。 あれ? いつものグレーベスト姿以外まったく思い浮かばないぞ?
いくら仕事に夢中になるとはいえ、そこまで生活が破綻していることはないと思うのですが、衣服周りについては一考の余地がありそうです。

得ざるものどもの世界は異常気象の影響で寒暖差が激しいものの、全体的に温暖な気候に寄っているので、暑がりな人は通年薄着で過ごしますが、
フリアンは皮下脂肪が少なく、臓腑が寒さにダイレクトアタックされてしまうので、しっかり食べてしっかり着込んでいただきたい所存。

創作語り

ギャグシーンではキャラクターの造形をどこまで崩していいのかわからん顔をしています。
イメージから乖離したほうが断然面白いと思うのだけど、やりすぎると絵面がきつくてくどくなるし、作品全体の傾向が迷子になりそうで悩ましいですね。
「得ざるものども」は一応不穏・シリアス多めの表記をしていますが、サブストーリーは割とギャグばっかりかも知れない……。

よもやま話

冬漫画の途中経過
冬漫画の途中経過

一ページ目のラフがやっと終わったので、セリフ込みで進捗をば。

【あらすじ】
フリアンとルドヴィックの家で、親友たちが冬のホームパーティーをした翌日。
自社(ワインセラー)の搬入口周辺が大雪で埋もれてしまい、出荷作業に支障が出てしまったため、
副社長のランデリックは、弟のルドヴィックを雪かき要因として呼び出すことにした。
弟が暮らす家にのこのことやってきてしまったランデリックと秘書バルザックが目にしたものとは!?


我ながら「…なんだいこれは?」なお話になってます。
原作がまだ無い内からキャラ崩壊枝葉ストーリばかり生やしている享楽タイプの創作者……字面がひどい!

楽しいのは楽しいのですが、キャラクターの顔面が全然描けなくても~~~しんどいです!!!
ゲシュタルト崩壊的な時期にはこれまで何度も対峙してきたけれど、無抵抗orレバガチャ的な対処方法以外見つけることができていません。
実際のところ、頭の中にイメージが浮かばない状態から抜け出すためには、とにかく描くしかないんでしょう。見ながらでも想像でもなんでも。
頼むから安定して描けるようになってくれないかと、ペンをでたらめに動かしながら己の脳に呼びかけ続ける日々です。

絵を描くのが嫌になったら、文章を書いたり本を読んだりして、絶えずイメージだけは続けていきます。なんとかなれー!

創作語り

漫画描こうとするとレイヤー管理が面倒臭くて変な鳴き声あげ始める水底石裏生物こと鷹鹿ですこんにちは!
線を引いていく分には楽しいのですが、マスクとかなんか色々ね、面倒くさい。
枠線とキャラ・背景線画とベタと吹き出しは全部一緒のレイヤーにしちゃおうかな~~~。
よくよく考えてみると、アナログ作画ではレイヤー1枚が当たり前なので、決して突飛な発想ではないと思うんです。

……いや、それってデジタル作画のメリットを自ら捨てるのと同義なのではないか?
せめて吹き出しは分けてもいいんじゃないか?

うーん、なんもわからん!

こうして思考のドツボにはまりかけてしまったので、気分転換に「得ざるものども」の簡易的なキャラ紹介と世界設定解説ページを作ってみることにしました。
が、短い紹介文の中でさえ作品独自の用語が多々含まれるため、用語集的なページも作らなければならず……
ということで、これまでため込んできたメモとか端書きを集めてはやし最上川。
これらの思い付き情報の管理が、途中から複数のアプリにまたがってしまっているのが謎すぎる。過去の私はなぜ一元化しなかったんだ?
自分に毒づきながら整理整頓し、なるべく簡潔な文章に落とし込んでいますが、正直なところ、この作業はとても楽しくて良い。
もしかすると、今は作品をつくるより、こまごまとした設定をちまちまと詰めていくのが楽しい時期なのかもしれません。

三月半ばからしばらくの間は、創作にあてられる時間をほとんど取れなくなってしまうことが予想されるので、今のうちにできることは全部やってしまいたいです。

よもやま話

地図語りを改めて読み返すと、労働者層の生活背景の作りこみがまだあまりできてないなぁと。
産業革命前後、劣悪な労働環境が原因となって発生した事件・事故はあまりにも痛ましい。
間違いなく「得ざるものども」の世界でも起こっていたわけで、この問題はいったいどう取り扱われてきたのか、物語にどのような影響を及ぼしているのか。
それらを考察し、設定に落とし込む過程は必要なことなので、まずはYoutubeの動画を参考にしながら図書館で借りる参考資料を探しています。
各地で頻発する武装蜂起の理由を描くなら、絶対に避けられない領域の話なので。

ただ、苛烈な身分社会であるという設定をこさえておきながら、今さらこんなことを言い出すのは妙な話なのですが、
勢力の対立軸をイデオロギーに求めると、キャラクターが変な方向で生々しくなってしまい、物語全体の寓意が薄まってしまうのが難しいなぁと。
社会問題を過度に戯画化することは望んでいませんが、
かといって「ではあなたの創作物には、現代社会の在り方へ対するいっちょ噛み的な腹積もりは一切含まれていないのか」と問われると……
ええー……うーん……。

そのあたりのことはきちんと定めておかないとなぁと、プロットをいじりながらあれこれ悩んでいます。
何はともあれ勉強が足りない。オオ……。

よもやま話

【得ざるものども】地図を作ったよ!~フェガティア都市内部編~ その⑤
この投稿は、クロスフォリオのファンコミュニティで2025.10.08に公開した創作設定語りの移植版です。
可読性向上のため、内容をいくつかに分割してお届けします。

※創作物の性質上、時代錯誤な価値観、深刻な人権侵害の描写、ややブラックなツッコミ等、一部不適切な表現が含まれます。あらかじめご了承ください。

フェガティア地図
【旧市街】
※この項目内には重大な疾患の具体的な症状や惨事の現場、死についての描写が含まれます。

旧市街全体に広がった地獄のような様相、疫病の忌まわしい記憶を嫌った一部の権力者は、旧大聖堂と旧市街地を汚らわしいものとして取り壊すことを決めました。

ところが、旧市街に住んでいる人々から反発が起こります。

「金のないやつをあんた等の言う 汚らわしくておぞましい場所 に詰め込んでおきながら、その代わりを用意しないまま取り壊す? そこら辺の地べたで寝ろってか? 俺たちを何だと思ってるんだ!」
強制退去を命じようにもうまくいかず、迷路のように入り組んだ旧市街で繰り広げられる過激な抗議活動は次第に激化し、市民と治安維持組織双方に少なくない死傷者が出る事態にまで発展してしまったので、議会は完全撤去を断念し、一部区画のみ現存させることにしました。

そんな経緯で、旧市街は水路を挟んだ先の一部区画が今も残され、下級市民の中でもとりわけ荒っぽい人たちが暮らすスラム街になったのでした。
ちなみに、大聖堂等の取り壊しで生じた膨大な瓦礫は、旧市街地を新市街地と隔てる壁の建材として再利用されました。
うーん、なんらかの当てつけ……?

ところで、「大惨事の舞台とはいえ、大いなる主の御心の元、多くの市民を救おうとした教会の献身の象徴たる大聖堂を取り壊す」という、気持ちは分からなくもないが歴史的な経緯と宗教的な意義を考えると罰当たりにもほどがないか?とツッコみたくなるあの決定には、実は教会の宗派による権力争いが深くかかわっています。
この宗派同士のパワーゲーム、そこから派生した宗教と政治の癒着が、『フェガティアひいてはイブレガーロ連盟の歴史的汚点』と後世で厳しく評されるほど、長く続く深刻な差別問題を生むのですが、これについて話し始めると非常に長くなるので割愛します。
(というかがっつり本編にかかわってくる話なので、語りすぎるのもつまらんというかなんというか……)

フェガティア地図都市編挿入画像
↑本編より約2年ほど前の墓地を描いたイラスト。
向かって左側はお金持ちの墓、右側は引き取り手がなかった遺体を焼いて砕いて埋めている共同墓地です。
ルドヴィックが立っている所は石畳のようになっていますが、これは旧聖堂の床材の残りです。
有刺鉄線が巡らされた壁の向こうに見えるのが旧市街。内部の闇鍋感がこれだとあまり伝わってきませんね…。

以上、都市内部のご紹介でした。
触れていない部分もたくさんあるのですが、舞台としてきちんとお出ししていけたらいいなぁと思います。
次回内容は未定です! 何を書こうかな~。

ではまた!

創作語り

【得ざるものども】地図を作ったよ!~フェガティア都市内部編~ その④
この投稿は、クロスフォリオのファンコミュニティで2025.10.08に公開した創作設定語りの移植版です。
可読性向上のため、内容をいくつかに分割してお届けします。

※創作物の性質上、時代錯誤な価値観、深刻な人権侵害の描写、ややブラックなツッコミ等、一部不適切な表現が含まれます。あらかじめご了承ください。

フェガティア地図
【旧市街】
※この項目内には重大な疾患の具体的な症状や惨事の現場、死についての描写が含まれます。

まず、旧市街地は本来もっと中心地のそばまで広がっていました。建物はもともと石造りだったので、火事で焼失することもありませんでした。
なので、食と仕事を求める人々の住まいとして大いに活躍したのですが、そこへ無情にも疫病が大流行します。
この疫病、本来の感染力はそこまで強くないのですが、食糧不足による人々の免疫力の低下と、生存圏の不足による特定地域の人口過密が合わさり、異常な致死性の高さもあって、全世界に甚大な被害を及ぼしました。
貴族、庶民関係なく多くの人が感染し、高熱、下血、全身のただれなどの症状に苦しんだほか、一命をとりとめても神経損傷による顔面や身体のマヒ、赤黒くてゴツゴツとした皮膚の異変を伴うアザ等の後遺症が生涯残るため、それらを苦にして自ら命を絶つ者もいました。

未曽有の事態を前にして、以前は反目しあっていた教会と医療従事者が協力し合い、治療と感染防止策の策定に奔走します。
まず共同体の重大な意思決定を行う貴族たちを現在の勝利門より北へと隔離。それ以外の市民を街中に留めて対策を講じていくことになりました。(市内の区分けにも影響)
隔離施策によって貴族の感染状況は落ち着きを見せたのでした。

しかし、市中ではその後もずっと疫病が猛威を振るい続けます。
まだ大きな病院もない時代。医療品と人手も不足している。そんな中、どこが医療施設として開放されていたのでしょうか?

市内南西に位置する墓地エリアのあたりをズームでご覧いただきましょう。
フェガティア地図都市編挿入画像
かつて、この灰色で示されたエリアいっぱいに、敷地の三分の一を占める立派な聖堂がありました。残りの土地にはよく手入れされた墓地が広がっていたとされています。
アウローラ広場の大聖堂がある区画と比べて、その大きさが一体どれほどのものだったのか、なんとなく想像していただけたら嬉しいです。
疫病流行の最中、この大聖堂を所有する某教会のとある宗派は、ここを病院の代わりとして開放することを決めました。
大いなる主の御心の元、どんな人でも受け入れ、回復を祈り、その身を清め、聖職者たちに与えられる数少ない食事さえも患者に優先して回しました。医療従事者が行う投薬等の科学的な治療行為も積極的に手助けしました。

そんな献身もむなしく、疫病流行の末期には、大聖堂はもはや病院ではなく遺体安置所の様相を呈していたといいます。
遺体を埋めるために墓地全体を掘り返しても土地が足りず、敷地内だけではなく旧市街の通りにも行き場のない遺体があふれ、地域一帯の衛生環境は最悪を通り越して地獄の様相に……。激しい汚臭と疫病とは別の感染症が問題となるほどでした。
それから間もなく治療薬が開発されて疫病の脅威が去り、短い争いを得て身分制度が確立されたあと、使い捨ての労働者たちの手で旧市街の清掃活動が行われ、山のような遺体は荒野の一角にすべて埋葬されたことで、このエリアの衛生問題はようやく収束したのでした。

その⑤へ続く

創作語り